メガネレンズの基本的要素

レンズの基本的要素

眼鏡店でレンズを選択する際に、薄型、超薄型、標準型などと数種類のレンズからの選択肢を示されますが、これは簡単に言うとレンズ素材による違いですが、そこにはレンズの基本的要素として屈折率、アッべ数、比重の3つがあります。

1.屈折率

屈折率とは光を曲げる力、どのくらいの率で光が曲がるかということです。

お風呂に足を入れると曲がって見えますが、なぜ曲がって見えるかというと水の屈折率が空気の屈折率よりも強いことによります。

光は違った物質に入ると曲がる性質があります。これを光の屈折といいますがこの屈折の割合を示す値として屈折率が使われています。

空気中の屈折率を1.0としていますが、屈折率1.5のメガネレンズを通過するときには空気中の光はレンズを通過することにより曲げられるということになります。

したがって薄型の屈折率1.6のレンズではより大きく光を曲げますので、同じ度数のレンズでも屈折率の大きい方がレンズの厚みを薄く作ることができます。

 

2.アッベ数

光はプリズムを通過すると赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7色に分かれます。

これを色分散といい、色分散の大きさを表す値をアッべ数といいます。

アッベ数の低いレンズほど色分散がおおきくなり、像の周辺部に赤や青の色がついて見えます。よってアッべ数の大きいほど色分散は少なくなり像はシャープになります。

 

しかし、レンズの素材はレンズを薄くするために屈折率を高くすると、アッベ数は小さくなる性質があるため、高屈折率のレンズほどアッベ数が低くなる傾向にあります。

 

3.比重

比重とは、ある物質の体積の重さと、同じ体積の水の重さを比較する時に用いられる数値です。この比重が低いほど軽いことになります。

屈折率1.5のプラスチックレンズの比重は1.32で、水の1.32倍の重さということになります。

また屈折率の高いレンズほど比重が大きくなる傾向があります。

 

 

 

 

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