ウスカル会の歴史
ウスカル・メガネは、平成17年(2005年)に、岡本隆博氏によって提唱され、同年にウスカル会が発足しました。
当時、岡本氏が代表を務めていた日本眼鏡技術研究会で、強度近視のかたに、レンズを薄く作りプラスチックレンズよりも高屈折率で薄くなるガラスレンズを用いても軽く仕上がる、効果的なフレームについてのディスカッションがありました。
それまで、海外製品を含む一部のメガネフレームの中には、強度近視に効果的なサイズのものもありましたが、数は少なく、サイズやデザインも限られていました。
そのような中、岡本氏が強度近視に効果的なサイズのフレームをウスカルと定義し、日本眼鏡技術研究会の会誌に発表し、研究会会員の中から賛同者を募りウスカル会が発足しました。
そして、岡本氏と懇意にしていたメーカーから初のウスカル会オリジナルフレームとしてOK-018を発売。その後、岡本氏に賛同した複数のメーカーから、ウスカルフレームと定義された強度近視用のメガネフレームが発売されるようになりました。
OK-018 42□25
しかし、実際にメガネを装用するかたそれぞれに瞳孔間距離(PD)の違いなどがあり、ウスカル会として独自に設計・デザインしたフレームを作ることの必要に迫られ、岡本氏のあくなき探求心のすえ、世界初の画期的な設計のウスカリズムを発表しました。以来、今日まで様々なウスカル会オリジナルの強度近視用ウスカルフレームが発表され続けております。
ウスカルの定義
岡本氏はウスカル枠(フレーム)の定義として、サイズをレンズの横幅46mm以下でブリッジ幅21mm以上と定義しました。
これは、装用者のPDを考慮したうえで、強度近視のレンズの薄さの効果が現れてくるサイズだからです。
そして、さらに薄さの効果が高いサイズを究極のウスカル枠と定義しました。
この究極のウスカル枠と定義されたサイズは、-10Dくらいの度数のかたに高屈折率のガラスレンズを使用して厚みが薄くでき、かつ軽くできる効果が非常に高くなってきます。
ウスカルの効果
例えば、一般的に小さめのフレームである48□18のフレームに、屈折率1.76のプラスチックレンズで S-8Dの度数のレンズをPD64mmで作った場合の外側の厚みは4.2mmになります。
同じように、43□24のウスカル枠に屈折率1.76 S-8.0Dの度数で作った場合には、3.7mmになります。
そして、レンズのサイズが大きいほど目が小さくなり、左右のレンズ両端の幅が広いほどレンズ内にお顔が小さく映り込みます。
これらを軽減し、厚みを薄く仕上げるにはウスカルサイズのフレームが非常に効果的です。
また、装用者の瞳孔間距離によってレンズの厚みに違いが出てきますので、ウスカル会初の独自に設計されたウスカリズムは、レンズサイズを40mmとし、ブリッジサイズを20、24、28、32mmと、ブリッジのみサイズの異なるサイズ展開で、様々なPDのかたに適合するように設計されました。
ウスカリズム 40□28
ウスカリズムの、レンズサイズを同じにブリッジサイズを複数サイズというサイズ展開は、これまでメガネ業界になかった革新的な試みでしたが、これにより様々なPDをカバーできより多くのかたに強度近視の悩みを解消し快適なメガネを提供することが可能となりました。
以来、ウスカル会は、眼鏡ユーザーのために、より快適なメガネの提供ができることを願って、様々なサイズやデザインのオリジナル・ウスカルメガネをご提案しています。
フレームのサイズの見方
強度近視のかたのためのマジメな眼鏡店集団
ウスカル会 公式サイト
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