強度近視メガネ~強度近視でも薄く軽いウスカルメガネ
強度近視のために設計されたウスカルメガネは、レンズの厚みを薄く目立たなくできるメガネフレームです。
強度ウスカル会オリジナル Lugpher (ラグファー)
ウスカル会オリジナルフレーム・カタログ
ウスカル会のオリジナルのフレームのラインナップです。
強度近視のメガネでお悩みのかたに
「近視が強いため、レンズの厚みが目立ってしまう。」
「度数が強いために目が小さく見えてしまう。」
「メガネの中に顔が小さく映りこんでしまう。」
などの理由で、外出など人前ではメガネの使用をあきらめているかたが多くいらっしゃいます。
かといって、コンタクトレンズの長時間装用による眼への負担も心配です。
「強度の近視でも、レンズが厚くならず、軽くて快適なメガネは作れないか?」
と、悩まれているかたが多いのですが、このような強度近視のお悩みを解消し、厚いレンズが薄くなり、見た目も美しく、軽く快適に掛けられるメガネを作ろうと考案されたのが、強度近視用メガネのウスカルメガネです。
強度近視用メガネ ウスカルとは?
強度近視のレンズを薄く軽くする効果のあるサイズのメガネフレームをウスカル枠(フレーム)と呼んでいます。 (レンズが薄く、軽くなるのでウスカルです。)
近視は強度になるほどレンズは厚くなり、レンズの周辺部にいくほど厚みは増していきます。
図 プラスチック屈折率1.74 -10.00D
それとは逆に、レンズが小さいほどレンズの厚みは薄くなります。
上記の図の例ではレンズの中心から30mmの厚みは7.3mmですが、中心から20mmの厚みは3.8mmになります。
このようにレンズのサイズを小さく設計すれば厚みを薄くできますが、一般に小さめサイズといわれる 48mm程度のフレームでは、レンズの薄さの効果はあまり期待できません。
ウスカル会が考案したウスカルメガネは、レンズのサイズが40mm前後と小さく、そして装用者の瞳孔間距離に適合するように鼻幅を広めに設計することにより、強度近視でも薄く軽いメガネをお作りすることができます。
ウスカルのロングセラーモデル Beryza(ベリーザ) 41□23
ウスカルフレームの効果
強度であるほどレンズのサイズを小さくすれば、薄さと軽さの効果が大きくなります。
以下のように、S-10.0Dの屈折率1.9の最薄レンズを使用した場合に、普通の小さめのメガネとウスカルではその薄さと厚み感に大きな差がでます。
サイズ:49□17の比較的小さめのフレームに、S-10Dの屈折率1.9のガラスレンズを入れた場合には、レンズ周辺に白いラインと外側の渦が目立ちます。 |
厚みは 5.4mm |
サイズ:36□28のウスカルフレームに、同じS-10D屈折率1.9ガラスレンズでは、レンズ周辺の白いラインと渦が目立たなくなります。 |
厚みは2.8mm |
レンズ外側の厚みは5.4mm
レンズ外側の厚みは2.8mm、上下の厚みも減り全体的に薄くなります。
さらに、レンズの周辺の気になるウズも減り、顔の輪郭線の写りこみも軽減されますので、実際よりも弱めの度数を装用しているように見られます。
メガネの中に顔が小さく映り込んでいます。 |
ウスカルでは顔の輪郭線が映り込まない。 |
また、強度近視の場合、レンズはなるべく目に近づけてフィッティングをすることにより、目が小さく映るのを軽減することができますし、ウスカルはフレームサイズが小さいことにより、フレームと目の大きさの対比により目が小さく見えてしまうことを軽減することができます。
ウスカルフレーム選びのポイント
近視が強くなるほど、玉型がなるべく小さく、瞳がレンズの中心かやや内側にくるフレーム(お客様のPDとフレームPDが同じか、広くても4mmくらいまでのフレーム)を選ぶのがポイントです。
例:レンズ幅36mm 鼻幅(ブリッジ幅)28mm 36□28のサイドメトリーでは
レンズ幅+鼻幅=フレームPD(左右レンズ中心間距離)となりますので
PD64mmの人では、レンズの中心に瞳の位置がきます。
その結果、S-10Dの強度でもレンズの厚みは、ガラス1.9=2.8mm、プラスチック1.76=3.1mmと薄いメガネに仕上がります。
ウスカル会オリジナルフレームは、どのようなお客様の瞳孔間距離(PD)に合わせられるように、さまざまなサイズのウスカル枠を取り揃えております。
※ お選びになったフレームごとに、レンズの厚みを計算し予測が可能です。
強度近視のレンズ選びは?
ウスカルにはどのようなレンズを選択すれば良いかということですが、
軽さはプラスチックレンズが軽くなりますが、-10D以上になると、最薄クラスのプラスチックを使用しても、フレームのサイズによっては、最も厚いところで4mmくらいになり、薄さの効果はいま一つのということもあります。
ガラスレンズには屈折率1.8や1.9という、プラスチックレンズよりも格段に薄くできるレンズがあり、うまくPDと適合したウスカル枠で作ると-10Dを超える強度近視でも、最大コバ厚は3mm程度になります。
また、ウスカルはレンズ面積が小さくなるように設計されているため強度のガラスレンズでも軽く仕上げることができます。
ガラスレンズを使用しても総重量は20g前後の軽さでお作りすることができます。
ウスカルメガネは、重量バランスが良いため、20グラムを超えた仕上がりでも重さをあまり感じない仕上がりになります。
ガラスレンズは、屈折率1.9、1.8、1.7
プラスチックレンズは、1.76、1.74、1.7、1.67と屈折率により数種類あります。
度数が比較的弱ければ1.6で十分薄くなることもありますし、最強度近視であれば、ガラス1.9、1.8 をお奨めすることが多くなります。
度数・PDと適合したフレーム選択によりレンズの厚み予測ができますので、より最適なレンズを選択することが可能です。
レンズ周辺部のウズを目立たなくする加工
強度近視のメガネはレンズの周りに白いラインやウズが目立つようになります。
ウスカル会では、このレンズの周辺部を目立たなくする加工技術「アンダーすっきり加工」を実施しています。
アンダーすっきり加工の有無で、仕上がりのきれいさには歴然と差がでてきます。
詳しくはこちらをクリックしてください
ウスカル会HP アンダーすっきり加工 のページ
強度近視用のフィッティング技術
メガネの調整においてフィッティングは非常に大切なのですが、特に強度近視のメガネを調整する場合はなおさら重要になってきます。
度数が強くなるほど、目からレンズの距離によって度数の変化が大きくなり、見え方に影響することに加えて、装用者の目が小さく見えてしまうなど美感の面にも影響があります。
強度近視のメガネの場合は、基本的にはレンズをなるべく目に近くなるようにフィッテイングする方が、目が小さく写りにくく、ウスカルメガネのようにレンズ面積の小さいメガネでも視野が広く感じます。
また、レンズのお顔に対する傾斜角の大きさや、左右の傾きなども見え方に影響しますので、度数の強さを考慮したフィッティングが必要になります。
強度ウスカル会オリジナル、ウスカル・フレーム カタログ
ウスカル会オリジナルのウスカルフレームのカタログページ
オリジナル以外のウスカルサイズのフレーム・カタログ
ウスカル会以外のウスカルサイズのメガネフレームも多数取り揃えております。
ウスカルメガネは強度の遠視にも効果があります。
レンズのサイズを小さくすることにより、強めの遠視のレンズを薄く仕上げる効果があります。
遠視の場合は凸レンズを使用しますが、フレーム・サイズを小さくすることによりレンズ全体の厚み減らし薄くすることができます。
下図のように必要なレンズ径を小さくするとレンズの厚みが薄くなります。
凸レンズは、中心部が厚くなります。 | 最小限のレンズ径にすると中心の厚みが薄くなる。 |
※近視と同様にお選びいただいたフレームにより、レンズの厚みを計算いたします。
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強度ウスカル会 公式サイト
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